鹿男あをによし

「鹿男あをによし」はドラマ化された小説で、ドラマを見たことがある人は特にイメージして読みやすい小説だと思います。
難しい言い回しもなく、小説を読み慣れていない人にとってもスラスラと読むことができるでしょう。
この小説の一番特徴的な設定は、「鹿が話すこと」です。
それだけ聞くとよくあるファンタジー要素ですが、現実的な物語の中で鹿が話すので面白く、それに驚いたり振り回されたりする主人公や鹿の味のあるセリフは思わずクスっと笑ってしまうほどです。
鹿の他にも鼠や狐も物語に大きく関わります。動物好きの人からしても好印象の作品だと思います。
物語は鹿の指示で主人公が日本を危機から守るというもので、ラストの黒幕が誰なのかハラハラしながら読むことができます。
主人公は女子高の先生なので、学園での物語もあり先生や生徒との掛け合いも楽しいです。物語の中に高校の剣道の試合があり、その場面もドキドキしながら読むことができます。
その剣道の試合で優勝すれば日本を救うための大切なものが手に入ると思った主人公が慌てる姿はとても面白いです。
また、舞台が奈良ということもあって歴史的な要素もあり、歴史好きの人にも面白く読めると思います。