教育そして家族の物語『みかづき』
森絵都著の『みかづき』。 この物語は教育を題材にしており、戦後の『塾って何?』との時代から平成へと移り変わっていきます。 学校の用務員の大島吾郎はひとりの生徒に勉強を教えたことがきっかけで大島教室と呼ばれるまでになるのです。 その吾郎の才能を欲した千明が一緒に塾を開こうと話を持ち掛けるのです。 千明は学校教育に疑問を感じて反感を感じていたせいもあるのかもしれません。 今では塾は当たり前に存在しますが、当時はかなりの反発が起きます。それでも塾を開き子供たちに勉強を教えていくのです。 吾郎の人柄と教え方のせい... Read More